日本にはどれくらい糖尿病の方がいるでしょうか?成人の4人に1人が糖尿病、もしくは予備軍といわれているにも関わらず、積極的に検査を受ける方はあまり多くありません。まずは両親や親族に血糖値の高い方がいるか、確認してみてはどうでしょうか。糖尿病は自覚症状のほとんどない病気ですので、健康診断や普段の診療の際にでもお気軽にご相談ください。
加齢と家族歴は予防も改善も出来ませんが、運動習慣をつけ、食事の内容を見直して予防することは可能です。特に運動は毎日行えなくても構いませんが、その日の体調に合わせて回数や歩くスピードを変えて継続することが大切です。
また、ストレスをためると食べ過ぎや睡眠不足など、知らず知らずのうちに血糖値が上昇するつまり糖尿病になる可能性が高くなりますので、ストレスを発散させる生活習慣を身につけるように心掛けましょう。
血糖値が上がる原因になるものは、糖質です。ご飯や麺、パンなどの主食には糖質がたくさん含まれていますので、多く食べると血糖値は急上昇し、糖尿病のリスクが上がります。ですから、ラーメン&チャーハン、うどん&おにぎりなど糖質が多く含まれているメニューの組み合わせは避けるようにしましょう。また、普段のご飯の量については、極端に減らすと継続が難しくなりますので10%程度減らすことから始めるのもよいでしょう。
日々の仕事や生活の中でストレスを感じることは、ごく当たり前のことです。ただ、ストレスを溜め込まずに発散することは糖尿病を予防する上で重要になります。